FBAを使ったアマゾンの出品の流れを知っておこう

アマゾンといえば、インターネット通販でよく利用される通販の大手業者です。扱っている商品の種類が非常に豊富で、注文後の配送も迅速なのが特徴です。アマゾンでは商品を購入するだけでなく、出品者として商品の販売を行うこともできます。

アマゾンで商品を販売する場合、商品の注文が入ると出品者が宅配便などを使って商品を購入者に送るのが一般的な流れです。しかし、こうした発送作業には多くの手間と時間がかかり、出品者にとっても負担が大きいものです。そこでアマゾンが提供しているのがFBAと呼ばれる商品発送を代行するサービスです。

通常、商品の在庫は出品者が事務所や倉庫などを借りて保管します。しかし、FBAを利用すると出品する商品をアマゾンの倉庫に預けることが可能になります。さらに商品の注文が入るとすぐに商品が倉庫から発送されるため、短期間で購入者に届けることが可能になります。FBAでは商品の保管料や発送手数料などが発生しますが、自前で倉庫を持たなくていいことや発送業務から解放されるなどのメリットがあります。

実際にFBAを利用する場合は、いくつかの手順が必要になります。まず、販売する商品の出品手続きを行います。自分で商品を発送するならここで作業は終了なのですが、FBAでは出品手続きをした商品をアマゾンの倉庫に納品しなければなりません。

FBAに納品する商品には、あらかじめバーコードを印刷したラベルシールを貼り付ける必要があります。ラベルシールを作る作業の流れはHPで説明してくれます。市販のラベルシールが利用可能で、プリンターでバーコードの印刷を行います。商品にラベルの貼り付けが完了したら、サイズ160ｃｍまでのダンボールを用意して商品を詰めます。輸送中に荷崩れや破損などが起きないように隙間にプチプチなどの緩衝材を入れましょう。梱包が完了したら指定された倉庫へ宅配便で送ります。このとき重量が15kgを超えるようなら、ダンボールに「重量超過」などの注意書きを入れる必要があります。

商品が倉庫に到着すると、おおむね48時間以内に商品が出品可能になります。商品の受領作業が完了するとアマゾンから作業完了メールが届くのですぐ確認できます。後はしっかりと価格設定を行い、売れるのを待つだけです。商品に注文が入るとアマゾンが梱包から発送まですべて行ってくれます。

FBAは出品者の作業的負担を軽減してくれるとても優れたサービスです。通販業務で一番大変な保管の管理と発送を代行してくれるので、その時間を商品の仕入れなどに回すことができます。時間的制約の多い個人出品者に適したサービスといえます。