アマゾンのFBAは意味以上の利点がある

インターネットでの通販をあらゆる物に広げたのはアマゾンと言っても過言ではないでしょう。
最初は書籍やCDだけだったはずが、今では生活用品からお菓子にいたるまで何でもクリックひとつで注文し、家に届きます。
これにより小売りの常識は完全に変わってしまいました。
これでは店舗を持つ必要性がなくなってしまいます。
逆に言えば何かを売りたいときに店舗を持つ必要がなくなったと言うことです。
個人で何かを販売したいと思ったときにアマゾンのようにネット販売できれば面倒な契約や家賃がいらなくなります。だからと言って簡単にまねできるわけではありません。
それであれば、アマゾンにお願いしてみようと言うのがFBAです。
FBAの意味はフルフィルメント　バイ　アマゾン（Fulfillment by Amazon）です。
フルフィルメント（Fulfillment）は実現、成就、達成を意味する英語です。
まさにアマゾンがインターネット販売を「実現」してくれるサービスです。
仕組みとしては単純で売りたい商品をアマゾンが運営している倉庫（フルフィルメントセンター）へ納品して、手数料等を支払うことで受注、出荷、カスタマーサービスなどを代行してくれるというものです。
もちろん国内送料無料など通常取り扱われているものと同じ条件が適用されます。
自分でしなければならないのは商品を用意して納品するまでです。
煩わしい部分は全てお任せできるので、商品には自信があるけど店舗経営のセンスはないと思われている方には最適です。
出品するには２通りの方法があります。大口出品と小口出品です。
区別としては月に50点以上の注文が予想される場合は大口出品で、それ以下は小口出品になります。
その他の違いと言えば小口出品サービスは商品が売れるたびに基本成約料100円がかかります。
大口出品は月々4,900円の登録料を支払うと基本成約料は不要です。
50点販売すると基本成約料が5,000円になりますので、その時点で100円安くなります。
また、どちらのサービスも販売手数料がかかります。
手数料は商品の種類により比率が異なります。
カメラやパソコン周辺機器などは一番低い手数料率の8％です。
最多の手数料率は15％です。一部コスメ商品で20％、Kindleアクセサリで45%と高い比率の物もあります。
ある程度の手数料を支払うことで得られるアマゾンのFBAのサービスは個人経営者には大きなサポートになるでしょう。