コラム
2015.07.10
アマゾンFBAの解説
アマゾンFBAについて解説します。FBAとは「フルフィルメント by Amazon」の略で、通信販売最大手のアマゾンが提供する出品サービスです。商品の保管・受注管理・商品梱包・発送・決済・代金回収・カスタマーサービス・返品対応などのフルフィルメントの一切を引き受けてくれます。このサービスを利用することで、出品者は商品の仕入れと商品登録を行い、その商品をアマゾンに納品するだけで、アマゾンがこれまでに築いてきたシステムをそのまま活用することができます。出品形態は小口出品と大口出品の2形態です。小口出品では1点からでも出品が可能で、気軽に始めることができます。大口出品は50品以上からで、より多くの恩恵を受けられるようになり、幅広いジャンルの商品を出品したり、HPに登録されていない商品でも自分で登録して販売することができます。さらに、出品アカウントの登録日から14日間周期で売上決済が行われ、出品に関わる手数料を引いてから、締日から数えて6日から10日前後で銀行に振り込まれるので、売上があればコンスタントに収入を得られますし、売上が出るたびに手数料の支払いを行う必要もありません。商品ごとの手数料や、大口出品者なら月額利用料を払う必要はありますが、倉庫も必要なくなるうえに、在庫管理以降の一切を24時間請け負ってもらえると考えれば、とても低コストです。
アマゾンFBAで納入した商品の扱いについて解説しますと、まず納品した商品はマーケットプレイスに出品されます。通常のマーケットプレイス商品は各自の出品者が在庫管理し、発送しています。しかし、FBA商品はアマゾンが管理するので、通常の商品と同じ扱いでアマゾンの配送センターから発送されます。そのため、24時間受注してくれますし、通常配送料無料なのはもちろん配達も迅速で、しかも大口出品者ならプライム会員向けのお急ぎ便や当日お急ぎ便も適用されます。購入者に対してもこういったサービスが利用できるという表示がされるので、たくさんの出品がある商品であっても訴求力があります。また、決済方法についても、ポイントやギフトカードが使えるのはもちろん、大口出品者の商品なら代金引換が選択できるので、よりチャンスが広がります。
なにより、アマゾンのブランド力・販売力の恩恵を受けられるので、世界中の人々に対して効果的に販売を行えます。アマゾンのネームバリューは世界レベルですので、顧客は世界中にいますし、個人の日本語のHPでは難しいようなルートを開拓できます。しかも代金回収の手間もありませんし、両替などの手続きも必要ありません。アマゾンFBAでは出品者向けのカスタマーサービスはもちろん、任意のWeb講習などのバックアップ体制も整備されていますので、強力なサポートを受けながらビジネスチャンスを世界に広げられます。