コラム
2015.06.19
FBAを利用するとアマゾンプライムなどの特典が適用される
FBAとは「フルフィルメント by Amazon」が正式名称で、頭文字をとってFBAと呼ばれています。
FBAは、出品者が対象となる商品をアマゾンの倉庫に納品し、その後の受注管理•出荷業務•出荷後のカスタマーサービスをアマゾンが代行してくれるシステムです。出品者は商品をアマゾンの倉庫に納品すれば良いだけで、自分で在庫を持つ必要もなければ、在庫管理•受注•梱包•出荷•代金回収までアマゾンが代行してくれるので、出品者にとっては夢のようなシステムと言えます。
更にFBAを利用すれば、その商品は「Amazonプライム」の対象となり、「Amazon.co.jpが発送」「国内発送料無料」「最短お届け日の表示」などの適用が受けられます。
Amazonプライムとは、購入者が3900円の年会費を払えば受けられるサービスの事で、お急ぎ便やお届け日時指定便を追加料金なしで無制限に使える他、Kindleオーナーライブラリーを利用できる会員制システムのことです。お急ぎ便は、注文確定当日に商品を届ける「当日お急ぎ便」と、注文確定日当日から3日後までに商品を届ける「お急ぎ便」の二つがあります。
FBAは、出品者がアマゾンで商品を販売できるようにする「Amazon出品(出店)サービス」に加入してから、初めて申し込むことができます。出品者はAmazon出品(出店)サービスだけでも商品を販売できますが、FBAを導入することで上記のような特典を受けられるのです。
例えば、FBAを導入していない出品者は自社発送となりますが、この商品はAmazonプライムの対象外となり、国内配送無料や最短お届け日の表示は適用されません。
反対にFBAを導入している出品者は先程述べたように、「Amazonプライム」「お急ぎ便」「通常配送料無料」が適用されるので、出品者ページにはこの表示が掲載されます。更にアマゾンより発送されることによる「Amazon.co.jp配送センターより配送されます」という表示や、「最短お届け日」の表示も掲載されます。
もし自分がアマゾンから商品を購入する立場だとしたら、どちらの出品者を選ぶでしょうか。配送料無料で最短お届け日も分かる、アマゾンが発送することで安心感もあるし、Amazonプライム会員の人であればその特典を受けられる、そんないいことづくしのFBAを導入した出品者を選ぶ人がほとんどだと思います。
このようにこのシステムは、出品者にとっても購入者にとっても嬉しいシステムとなっています。