コラム
2015.05.18
アマゾンのFBAを利用する際の在庫保管手数料の低減方法
アマゾンのFBAを利用すると、そのサイトでアマゾンが取り扱う商品と同じように商品の検索や商品ページの閲覧を行うことができ、更に梱包・発送も代行してくれるという利点があります。その際に、出品者は商品をアマゾンの倉庫に預けることになるのですが、その際に在庫保管手数料が発生します。
在庫保管手数料は、FBAで出品している商品に対して毎月かかる手数料であり、その商品の寸法や出品している日数によって金額が異なります。具体的には、8.126円を係数として、立方センチメートル単位で表した商品サイズを、1000で割った値、それにその月の保管日数を、その月の総日数で割った値を掛けてその金額を算出します。例えば、商品の縦・横・高さの寸法がそれぞれ100センチ、50センチ、20センチで、4月1日に出品して4月30日に売れた場合、在庫保管手数料は、小数点第一位を四捨五入して813円となります。
FBAを利用して商品を売ろうとするのならば、出来るだけ手数料を下げることが利益につながります。そのため、在庫保管手数料についても低減方法を知って実践することが有効な手段です。低減方法として最も有効なのは、その計算方法で毎月日割りで手数料がかかると言うことから、出来るだけ売れ行きの良い商品を出品することです。売れない商品を出品しても、在庫保管手数料ばかりがかかってしまい、売り上げを得ることができません。それに、出品して365日以上経過した商品に対しては、毎年8月15日と2月15日に在庫一掃チェックが行われ、長期在庫保管手数料が課金されます。このような事態を避けるためにも、出品してから売れるまでの期間が短い商品を出品する必要があります。
出品しようとする商品が売れ行きが良いjかどうかの確認は、アマゾンのサイトに表示されている情報からでもある程度判断できます。出品しようとする商品が既にアマゾンで販売されている場合、利用者等による評価が高い物の方がよく売れます。また、コメントが書き込まれている方が、購入しようとする人の判断材料となり、ポジティブなコメントが多い商品ほど当然ながら売れる可能性が高くなります。
値段を安く設定する方が売れ行きも良くなります。しかし、売り上げや利益も少なくなるため、他の出品者との価格競争に陥るような値段設定は避ける必要があります。具体的には、FBAを利用していない商品は、商品代金の他に送料がかかる場合が多いのに対して、FBAを利用すればアマゾンから出品されるために送料無料になります。購入者から見れば、送料の有無を考慮して安い方を購入する可能性が高くなるため、出品に際してもFBAならば送料無料となることを考慮した値段設定とすることです。