コラム
2015.02.13
アマゾンFBA料金は商品サイズ・保管日数と梱包・配送手数料
アマゾンFBAの料金は、出品者の商品を保管・管理する「在庫保管手数料」と、販売時の出荷・梱包・配送に対して課金される「配送代行手数料」の2つによって成り立っています。在庫保管手数料は、商品のサイズ(体積)と保管日数を日割り計算して算出し、配送代行手数料は、荷物の個数及び重量にて算出します。この時全国配送料も含まれます。アマゾンのFBA料金には、初期費用や固定費などは不要で、また料金体系もリーズナブルとなっています。
料金の計算方法として、販売手数料は注文成約時にかかる費用で、「本・ミュージック・ビデオ・DVDカテゴリーの商品」には販売手数料にカテゴリー成約料がプラスされます。それ以外のカテゴリーの商品には販売手数料のみです。FBA手数料として、「在庫保管手数料」は、8,126円(保管されている商品サイズを10cm×10cm×10cm=8,126円をつきが月額基準金額として設定)×保管日数で計算します。また「配送代行手数料」は、出荷作業手数料は単価×販売個数・発送重量手数料は単価×出荷数によって計算します。
アマゾンのFBAサービスを利用している人の中には、梱包・納品ルールを意外と理解していない人が多いようです。それもそのはず、アマゾンヘルプに書かれている注意事項は、複雑すぎて見落としがちになっているのもあります。
納品で注意したいのが大型商品の輸送箱のサイズです。大型商品では箱のサイズが基準と異なっているため、勘違いする人がいるようです。大型商品の寸法は、45×35×20cmの中でどれか一辺でも超える、または寸法は問わずに重量が9kg以上であると、その商品は大型商品として扱われます。このサイズを踏まえた上で輸送箱を選ぶと、大型商品やアパレル商品以外では、「50cm×60cm×50cm以下」の輸送箱で発送するようになります。これは、2014年9月から輸送箱の基準がこのサイズ以下となったからです。一方、大型やアパレル商品に関しては、基準には該当しないので輸送箱に規定はありません。また、箱の3辺の合計が170cmを超える場合や、重量が30kgを超える様な商品は、FBAを利用することができません。
アマゾンで販売している商品のカタログページの中には、明らかに商品寸法や重量が異なる商品を見かけることがあります。実際の商品よりも大きな数値を入力されてしまうと、その分の在庫保管料も無駄に支払うこととなってしまいます。そうしたことにならないように、出品商品の寸法チェックは欠かさず行うようにし、間違いに気付いた時には直ちに実際の寸法と重量をテクニカルサポートに連絡しましょう。