コラム
2015.11.11
アマゾンのFBAを利用した際の商品代金の決済に関するメリット
アマゾンに出品する場合、FBAを利用しなくても出品することは可能です。しかしその場合、出品した商品が売れた際の決済方法は、出品者が対応できる方法に限定されます。例えば出品者がクレジットカードによる決済に対応していなければ、顧客は支払方法としてクレジットカードを利用することができません。
一般的に、クレジットカードで商品代金を支払った場合、その手数料は販売者が負担するため、顧客は商品代金を支払う際に、代金以外の手数料を支払う必要がありません。コンビニ支払いや代金引換、ネットバンキングや銀行振り込みと言った支払方法を利用する場合、そのいずれの方法でも、代金以外に代金を支払うための手数料が発生し、顧客が負担することになります。そのため、顧客の立場からすると、クレジットカード払いができない出品者から購入する意欲は減少してしまいます。
或いは逆に、クレジットカードを持っておらず、近くにコンビニもない顧客が商品を購入する場合、代金引換で購入しようとしても、出品者が代金引き換えに対応していなければ、その顧客がその出品者から商品を購入する可能性が下がります。
アマゾンのFBAを利用して出品した場合、品物代金の決済はアマゾンが代行します。そのため、顧客が代金を支払う際には、アマゾンが直売している商品と同じ支払方法を選択することができます。買い物をしようとしてアマゾンのサイトを見に来る人は、アマゾンが対応している決済方法の何れかで商品代金を支払うことができると言うことも期待して商品を見に来ます。そのため、FBAを利用して出品すると言うことは、商品代金の決済の面からも、商品が売れる可能性が高くなると言うことを意味しているのです。
顧客だけではなく、出品者にとっても商品が売れる可能性が高くなる以外のメリットがあります。それは、顧客からの商品代金をアマゾンが代行して回収してくれることです。出品者が自ら請求書や領収書を作成し、入金確認を行う必要はありません。顧客が商品を注文してからその商品を発送するまでの代金決済や書類の作成、入金確認そして商品の発送という一連の流れは全てアマゾンが行い、回収した商品代金は手数料を引いた金額で出品者の指定する銀行口座に自動振り込みされます。しかも、その際の振込手数料はアマゾンが負担するので、出品者は商品代金から手数料を差し引いた金額を全額受け取ることができ、売り上げや利益の計算が容易になります。